変わりゆく世界で、親が見直したい「お金の教え方」
お金の教育は、何を目指すのか
近年、日本でも子どもの金融教育の重要性についての意識が高まり、お金の教育に関する書籍やネット情報、セミナー・ワークショップなどをたくさん見かけるようになりました。
ですが、一体どこを目指したお金の教育なのか?疑問に感じる部分がたくさんあります。
金融教育を取り入れている国々の取り組み
北欧やイギリスでは、金融教育が早期から公教育に組み込まれています。
スウェーデンでは小学1年生から、デンマークでは13歳から金融教育が必修です。これらの国が目指しているのは、子どもたちを金融市場の落とし穴や詐欺から守ること。そして、生涯を通じた経済的健全性を育てることです。
金融リテラシーの低さは、経済格差とも関連していることが指摘されています。だからこそ、早い段階から体験型の学習を通じて、実践的な金融知識を身につける機会が提供されています。
日本でも2022年から高校で金融教育が始まりましたが、北欧やイギリスと比べると、開始時期が遅く、体験型の学習機会も限られています。
日本の金融教育に不足しているもの
日本では、お金の話はタブー視されがちです。その結果、家庭でお金について話す機会が少なく、学校教育も始まったばかり。
北欧やイギリスと比較すると、日本に不足しているのは:
- 早期からの体系的な金融教育
- 実践的・体験型の学習機会
- 家庭でお金の話をオープンにする文化
- 長期的な視点での資産形成の考え方
これらは、単に知識を増やすだけではなく、お金との向き合い方を学ぶ機会そのものです。
お金の教育で大切なこと
お金の教育は、投資の知識や金融商品の選び方を教えるだけではありません。もちろん、それらの知識は必要です。でも、それだけでは不十分です。
大切なのは、「お金を通して、どう生きるか」を考える力を育てること。
自分だけが得をすればいい。自分だけが勝てばいい。そんな考え方で学んだ金融知識は、短期的には成功しているように見えるかもしれません。
でも、それは本来のお金の教育が目指すものではありません。
家庭での学びが持つ意味
お金の教育は、学校だけで完結するものではありません。
親は、子どもにとって最も身近な大人です。だからこそ、家庭での日々の実体験が、子どもの金融リテラシーを育てる上で大きな影響を持ちます。
完璧な家庭教育を目指す必要はありません。むしろ、家庭での小さな失敗や試行錯誤こそが、子どもにとっての学びになります。
CreateBrightが目指すもの
私たちは、お金の知識を身につけることで人生の選択肢を広げることを大切にしています。
同時に、その知識を「自分だけのため」ではなく、「自分と周りの人のため」に使える力を育てることも重視しています。
勝ち負けのためのお金の教育ではなく、より良い社会を作るためのお金の教育。
それが、CreateBrightが提供する金融教育です。
子どもの成長とともに、お金との関わり方を少しずつ広げていく。そのサポートを、これからも続けていきます。

